2020年09月06日

「十便十宜」  池大雅展

DSCN9719.JPG 国宝 十便十宜図 を見終わる
「十宜図 宜雨」  与謝蕪村                江戸時代(1771年)大雅49歳 蕪村56歳の
                                  合作 川端康成 新築予定の資金を全額
雨来れば家路を急ぐ魚師木樵               投じて買い求めたものという
     一人は寂しつぶやく詩心              文人理想の世界 愛すべき愛すべきと言う
                                   願わくはこの世界の爪の垢ほどでも 吾に

  
  
  小漲新添欲吼灘  小さく漲り新たに添ひ灘に吼えんと欲す
  漁樵散去野簑寒  漁樵散じ去って野簑寒し
  溪山多少空濛色  溪山多少の空濛の色
  付與詩人獨自看  詩人に付與して獨り自から看ん

雨が降り注ぎ灘が音をたてている、猟師も樵も姿を消して蓑が寒々しく見える、溪山の多少の空濛の色は詩人におまかせして、自分はただ見ることに専念しよう

降りしきる雨を水墨で表現している。白抜きされた煙雨の部分と、そこから聳え出た山があいまって、寒々とした雰囲気を演出している。
posted by 大星雲 at 16:08| Comment(0) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。